またまたお邪魔します。
主戦場大喜利フェス2019の準決勝敗退に際し、私たこかいなの血と汗と涙の記録(わら)をここに記しております。そうです自己供養。生前葬。南無南無。
前回のエントリーで、本選リーグを勝ち上がり決勝トーナメントに駒を進めるところまで書きました。そちらの記事はこちら。→その1 その2
今回のエントリーは最終回、決勝トーナメント進出から準決勝敗退までの血と汗と(略
回答候補は、Googleドキュメントでメモを残しながら考えている自分の記録のまんまコピペです。記号はこんな意味合いです。
- 「→」から始まるのが1つの回答候補です。
ついてない行は、前の行から改行されたひと続きの回答です。 - 「・」打ってあるのが自分としての有力候補
- 「○」が最終的に採用した作品
- 「△」は一度採用、投稿したけど上書きした作品
決勝リーグ 1回戦(グループC)
お題
透明人間になってまでする事か! 一体何をした?
回答
残り10分から点滅しだして受験生のあせりを誘う
結果:6位/16人(得票率0.93)
回答候補
→優先席で寝てる奴の耳元でささやいてトラウマにする
→本当に熱湯じゃないかチェックして上島に伝える
→風の役
→近づくと黙る用務員さんの鼻歌をフルコーラス聴く
→ガヤに立体感を出す
→ポンデリングが虚空を舞う監視カメラ映像
→うちが自動ドアだと友達に見栄をはった息子を救う
→自動ドアだと学校で見栄をはってしまった息子を救う
→息子が取れるまでイクラ軍艦をガードする
→社長の息子の前までイクラ軍艦をガードする
・→娘が取れるまで何周でもイクラをガードする
・→社長の娘が取れるまで何周でもイクラをガードする
・→都市伝説みたいなサービス残業
△→手元が見えにくい決まり手の解説
→手元が見えにくい締め技の解説
→歩行者信号を小学生に説明する
・→お見合いでもクチャクチャ噛む息子の口を閉じる
→卒業式にいたことにする
→従業員の忌憚なき意見を直接聞く
→どの角度からでも見えるAED講習
→風景を邪魔しないヌーの誘導
→人前では泣かないと決めたアイドルの号泣を見て一緒に涙を流す
→残り10分で点滅する試験官
→試験終了10分前から点滅する
△→残り10分から点滅して受験生の焦りを誘う
○→残り10分から点滅しだして受験生のあせりを誘う
→残り10分から点滅しだして受験の緊迫感を演出する
→残り10分から点滅して受験生のあせりを誘う
さあ、ここからは一発勝負。たった1つのお題で半数の人が脱落していきます。
恐ろしい。恐ろしいんだけど、下克上をする側であるアンダードッグにはむしろ好都合。さあサプライを起こしてやろう、ってなもんです。
これはもう、本当に1週間ずっと考えてました。
ちょっとひねったくらいの発想では完全に埋もれてしまうのは目に見えていたので、どれだけ意外性を出していくか。そしてその上でどれだけ自分のボケのキャラを出していくか。
「透明人間が点滅する」という発想は歩行者信号のボケで初めて出てきます。このボケ自体はまったく伝わらないだろうな~と思って不採用だったんですが、点滅という発想には可能性を感じていて、それが最終日に「試験監督がテスト終了間際に点滅しだす」という発想につながりました。
これはいけると思い推敲。タイムショックの後半戦とか、ウルトラマンのカラータイマーみたいなイメージで。
で、ふたを開けてみたらまさかの「点滅」でかぶるという…やっぱり決勝トーナメント、一筋縄ではいかない。
でも、その発想自体からもう半回転くらい転がした自分の方が優位に違いないと信じながら祈ってました。
結果は、おかげさまで何とか上位半分には食い込むことができ、次のステージへ駒を進めることができました。
いやしかし、やっぱりまったく油断なりませんこのステージ。当たり前だけど。
決勝リーグ 2回戦(グループB)
http://general.mods.jp/cgi-bin/fes2019/vote.cgi?no=84
お題
リコーダーを握りしめて号泣してる小学生「大人は汚ねえ、汚ねえよ…!」
彼に何があったの?
回答
ゾーンに入ると合わせてくれないタイプのピアニストだ
結果:7位/16人(得票率0.90)
回答候補
※表裏のあること
※→自分だけかと思ったら違った?
※→さっきと言ってることが違う?
※→人によって態度が違う?
※思ってもいないことを言う
※誇大表現
※出来レース、ダシにされた
→渾身の翼をくださいがアクセス稼ぎのAVコラに使われてる
→渾身の翼をくださいがMAD動画になってる
△→本当によくできた子には「よくできました」2回押してた
→本当によくできた子には「よくできました」に身体を書き足してライオンになってる
○→ゾーンに入ると合わせてくれないタイプのピアニストだ
△→ゾーンに入ると合わせてくれないタイプのピアニストだった
→どの産地のビーフにも「本場」って書いてる
・→抜けない剣のロケが終わったADが「つかれっしたー」と抜いて持ち帰った
→いだてんの人に握手しに行ったら物陰からNHKの集金が出てきた
→ヒカキンのへその緒で1000円とるのかよ
→1000円払わされてヒカキンのへその緒かよ
・→女子力みたいなニュアンスのデッサン力だ
→ほめ言葉が女子力しかない→女子力みたいなニュアンスでしか褒めてくれない
・→具体的に聞いたら女子力くらいの意味の「表現力」だった
→素人って言ってたのにこないだのビデオと同じ女だ
→今のはぜったい覚えてないときの「良かったよ」だ
→絶対に覚えてない顔で「良かったよ」と言われた
→Bメロまでしか吹いてないのに「サビが良かったよ」とか言う
△→一人だけ楽屋の違う素人がいる
→後継者がもう決まっている
・→ギャルが同じこと指摘したら直した
→スタッフが一口だけかじって「まっず」と言って捨てたの知ってる
→ネクタイの太さで決まるタイプの政治を見た
→「君が代ってアカペラっしょ普通」とYOSHIKIが言ったらみんな最初からそう思ってたって顔してる
・→あとでCG合成するゲストの歓迎とか無理すぎる
→20年ぶりの再会は計算が合わない
→「20年ぶりです」って台本どおり言ったら狙いに来たガキみたいに編集された
→友近に興奮して吹いた編集になってる
→異議があるたびに吹いてたら退廷させられた
これねー、かなり難しかったです。
何がって、お題に出てくる「リコーダー」をどう処理するか、その判断が。
もちろんお題に出てくる要素はできるだけ活かせるに越したことはないんですが、制約が増えて発想が縛られることと表裏一体です。
結果的に発想が似て、前回のように他の人のボケとかぶってしまうと、それは投票でマイナスに働きます。実際1回戦の結果が出たときに「かぶってなければもっと高い点入れてた」って声もいただきました。
そうすると、完全にリコーダーという要素を無視して「大人は汚ねえ」だけにフォーカスするという戦略もあるわけです。
何というか、なまじ長いこと大会に参加していると、周りのメンツがどう出るかみたいな読み合いの一つもしたくなってくるわけですよ。こじらせてますね。
で、自分はどうしたかというと、結局どっちにも定まらず、何となくどっちにも取れるようなボケで勝負しようかな~と考えてました。「一人だけ楽屋の違う素人がいる」って奴です。
出来レースって「大人が汚い」ことと直結するネタの1つなので、この程度のひねりでホントに大丈夫かなあ…と一抹の不安を覚えつつ。
でも、この回は〆切直前に答えを変えました。嫁ジャッジで。
ふだんは別居してる(仲悪いわけじゃないよ)妻にメッセージ送って意見を仰いでいるので、その前に自分で1個2個まで絞ってます。でも、この回はたまたま〆切のとき家に来ていたので、思考メモを丸ごと渡して見せる機会があった。
そしたら、「ゾーン」の奴が面白いと。面白いって言われるのは滅多にないことなので(笑)、これは賭けてみる価値があるかなということで変えました。「だった」より「だ」の方が面白い、というのも嫁意見です。有能。
結果は当たったようで、またギリギリではありますが上位半分に食い込んで、さらに先へ駒を進めることとなりました。
準決勝(グループB)
http://general.mods.jp/cgi-bin/fes2019/vote.cgi?no=89
お題
画像で一言
回答
私がどんだけ頑張ってもあの人がボディースーツで来たらチャラなのよね
結果:5位/8人(得票率1.07)
回答候補
→今日は脱出の気分じゃないなー
→やだ湿ってる方が重いわ、彼のこと思い出しちゃう
→何を着ていけばいいのかわからない、やっぱり宮廷料理人なんて無理だったんだわ私
・→査定0円て言われると売る気にも着る気にもならないわね、詰んだわ
・→やだあたしったらまだ紅しょうがのこと考えてる
→やだあたしったらまた紅しょうがのこと考えてる
→やだあたし、まだ紅しょうがのこと考えてる
△→やだあたし、また紅しょうがのこと考えてる
△→やだあたし、また紅しょうがみたいに足すことばっかり考えてる
△→「ジェニファーって紅しょうがみたいに足すよね~」って言われたの、あれ悪口だったのかしら
→「ジェニファーって紅しょうがみたいに足すよね~」って、あれ悪口だったのかしら
△→「ジェニファーって紅しょうがみたいに足すよね~」って、あれ悪口じゃね?
→「ジェニファーって紅しょうがみたいに足すよね~」って、あれもしかして悪口だったのかしら
→「ジェニファーって紅しょうがみたいに足すよね~」って、あれもしかして悪口じゃね?
→「ジェニファーって紅しょうがみたいに足すよね~」って、もしかして悪口だったのかしら
→「ジェニファーって紅しょうがみたいに足すよね~」って、もしかして悪口じゃね?
→「ジェニファーって紅しょうがみたいに足すよね~」って、もしかして褒め言葉じゃなかったのかしら
→「ジェニファーって紅しょうがみたいに足すよね~」って、褒められてなくね?
○→私がどんだけ頑張ってもあの人がボディースーツで来たらチャラなのよね
→ペアルックって読み合いが入るのね
→一人で好きな服着れるのと違って、デートって読み合いなのね
→恵まれない子ってのは何的になのかしら
→ゾロ目に合う服ってどんなのかしら。それよりゾロ目祝いってメジャーなのかしら
→三択目の腕が私にもあったらなあ
→最後のピザと同じ「どっちでもいい」だったわね、ジョン
・→それ最後のピザと同じ「どっちでもいい」だわね、ジョン
→今のは最後のピザと同じ「どっちでもいい」だったわね、ジョン
→ジョン、それ最後のピザと同じくらいの「どっちでもいい」よね
→その「どっちでもいい」は最後のピザと同じのだわね、ジョン
→その「どっちでもいい」は残ったピザと同じのだわね、ジョン
・→それ残ったピザのときの「どっちでもいい」だわね、ジョン
・→ダメだわ、お腹がへって女子力がわいてこない
→今日に限って女子力が降りてこないなんて
→恩赦される彼氏ってどんな服で迎えるものなのかしら
→恩赦で出てくる彼氏を迎えるコーデなんて何度ググってもわからないわ
・→恩赦の彼氏を迎えるコーデなんてわからないわ
→こうやって服を選んでる間も彼は拷問を耐えてるのね
→どうしちゃったの私、コーデの鬼と言われたあたしがまるでコーデの犬だわ
→あたしはリンダよ、決してリンダリンダなんかじゃない
・→こんな時ジョンカビラなら何ていうかしら
実をいうと私、このお題が出るまで決勝リーグ2回戦が「準決勝」だと思い込んでました。なんとなく16人で決勝やるもんだと思い込んでたもので。
まあだから何だというわけではないんですが、「最後だから好き放題やったる」って開放感たっぷりな気持ちだったのが「何とか次に進まねば」って守りモードに切り替わったのを覚えてます。
で、ここで苦手の画像お題です。どこかで来るだろうとは思ってましたけど…
回答候補の多さ(言い回しの推敲だらけ)や、一度投稿した△マークの多さからも、苦手意識が見て取れるのではないかと思います。
良く言えば努力の現れ。悪く言えば何が面白いのかわからずハマってる感じ。
そして、また今回も最終日に答えを変えました。
最終日まで「『ジェニファーって紅しょうがみたいに足すよね~』って、あれ悪口じゃね?」で行こうと思ってました。「気づけよ」ていうツッコミが期待できそうだなと思って。
ただ自信が持てず、またしても嫁に「どう?」って聞いてみることに。
もう家にいないのでメッセージでのやり取りですが、「・」のついてるのを7つ8つ送りつけた気がします。
そしたらもらった意見が「ボディースーツがちょっと面白い」と。
お、これは2回戦の再現あるか?と思い、彼女の意見に乗っかってみることにしたわけです。
正直、この切り替えの判断が良かったのかどうか、今でもわかりません。
実際このボケで、最終日に逆転されるまではボーダーラインの上にいたわけですし。
ただ、1回戦と同じパターンやらかしたのは投票が始まった瞬間に気づきました。似たタイプの回答かぶっちゃった。
そして、準決勝というこの期に及んで、自分の中で振り切った答えではない、無難なやつをチョイスしちゃったな俺、と少し後悔しました。
もちろんこのボケを考えたのも、意見を受けて判断を変えたのも自分。
妻にはアホな俺の趣味につき合ってもらって感謝しかないです。
でも、これで敗退したら悔いが残るよなー…
よし、決勝戦まで勝ち進んた暁には、今度こそ自分の信じる勝負手をぶつけてやるぞ。――そう心に決めていました。
残念ながらそれは叶いませんでしたが。
こうして僕の主戦場対抗フェスでの戦いは終わりました。
結果が出たうえで実際に悔いが残ったかというと、そうでもないです。それが自分の実力だと受け容れてます。そのくらい、やれるだけのことはやったなって気がします。
それに、特に一発勝負のトーナメントは半分は運…は言いすぎかもしれませんけど、上手く流れをつかんだ者の勝ち。たまたま自分にとっての追い風だったので、それを活かせてよかったなって感じです。
思えば1年前の「ボケクエスト3」はチームメイトの力で勝ち進み、いい思いをさせてもらいました。
チームメイトだった爽くんは今回決勝進出しています。マジでてっぺん取ってほしい。
あの当時から比べると、かなり自分も頑張れるようになった感触はあります。
これだけ大きな大会が次にいつあるかはわかりませんが、その時に力を発揮できるよう、また色んなサイトで(忘れないよ大喜利プラス)ボケ続けます。
なので、また皆さんいろんなサイトでお会いしましょう。
最後に一言。
決勝戦、みんな投票しようね!!!!!!!!!