「ボケクエスト3」決勝リーグ1回戦でやらかしたこと

こんにちは。たこかいなです。
「ボケて」で足を踏み入れ現在「大喜利プラス」が主戦場と、ネット大喜利を中心に遊ばせてもらっておる者です。

最近では「ボケクエスト3」に「大喜利プラス」で知り合った仲間と「チームからくり兵」の一員として参加させていただきました。
そしたらチームメイトに恵まれて、あれよあれよと決勝リーグ1回戦に進出!
そしてそこでも盛大にスベっております。

いや本当にチームメイトのおかげなんですよね…。予選3戦も含めてぜんぶチーム内では最下位で、リーグ全体でも一度も上半分に入ったことない有様です。
くっそー、このままでは終われません。


改めて言うまでもないことですが、私「ボケクエスト3」でウケる傾向がまったくつかめておりません。

チームリーダーのてこもと君が専用掲示板を借りてくれて、そこで互いのボケに投票、コメントし合いながらやってるのですが…
いやー面白いもんですね。わりとチーム内投票の結果がそのまんま本結果に出ます
本人以外の3人から票が入ったボケは、やっぱり上位に行きます。ほぼ比例関係にあると言っていい。

…ということはお分かりだと思いますが。
僕はやっぱりチーム内の検討段階でも、票が集まるボケが出せていません。
けっこう数撃ってはみるものの、なかなか3人の票がそろうような良ボケが出せず。
何とか比較的得点の高かっただったボケを選んで投稿し、そのままそれなりのスコアで終わっています。
大喜利プラスの仲間から票もらえてないってことは、「ボケクエスト3」でウケるボケが~って話じゃないよね。』っていうツッコミはとても痛いので無しの方向で。

そんなこんなでここまで鳴かず飛ばずだった私に、決勝リーグ1回戦でこれまでとは違った事態が発生するわけですよ。

「これは…ついに俺も勝てるボケを出せたんじゃないか?!」

と思える現象が起こりました。

…ただ、後にそれは巧妙な罠だったと判明するわけなのですけれども。
はい、ここからが話の本題です。


まず、決勝リーググループAのお題と、僕の回答をご覧ください。

【お題】
「 さくらももこ 、 おじいちゃん 」
以上2つのワードを使って一文を作って下さい。

 

【たこかいなの回答】
「おじいちゃん?!」

行方不明だったおじいちゃんが、突然帰ってきた。しかも教えてもいない私のアパートに。
責める言葉も心配する言葉も出てこなかった。頭が真っ白になるというのはこういうことを言うのだろう。

とりあえず実家に連絡すると、両親がのけぞっているのが電話越しにも伝わってくる。
とはいえ今日はもう遅い。一晩うちに泊まってもらい、明日の始発の新幹線で母が迎えに来ることになった。

狭い六畳間に私、彼、さくらももこ、おじいちゃんで卅の字になって寝る。
薄い天井を見つめながら、私の心の中には安堵よりも大きな違和感が広がっていた。 

長いですね。ボケてにも大喜利プラスにも字数制限で出せないヤツです。
ただ、これでもグループ全体では3番目くらいの長さです。いかに戦うフィールドが違うのかわかるというものです。
自分はそういった勝手の違う場所にポンと飛び込むと、スッと合わせられず毎回苦しんでいます。器用なタイプじゃない自覚はとってもあります。

上記のボケは、もう完全に『卅の字』を含めた最終段落にボケ要素を集めた形で、そこまでの文章はぜんぶ前フリ。
「この物語は何だ?」と読み進めているうちに「ん?!」と思ってもらえることを狙っています。
ちなみに「卅」は漢字コード表から拾ってきてコピペで入れたのですが、漢字の意味は「30」で、実際「さんじゅう」で変換できると後に知りました。みんなひとつ賢くなったな。

チーム内投票でこのボケを出した時、反応は以下の通りとなりました。

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実際の得点は爽君からの4点だけでしたが、コメントでおり君から「4点です」と。

「…いや、投票しなおし出来るんやで?」と思ったけど、こう書いた気持ちもわかる。
このCGI、投票しなおすのめっちゃ面倒ですものね。1個だけ点数訂正とかできないし、毎回ボケの並び順も変わるから記憶にとどめるのもなかなか難しい。
せめて前回の自分の投票にチェックがついてる状態で再投票を始められるとか、そんな機能があればまた違うのですが。難しいですかね。

話がそれましたが、ともあれこのボケは実質8点ということになりました。
さらに、チーム内検討の段階でてこもと君から「字のインパクトがあったので、投票するか迷った」との言葉ももらいました。
よっしゃついに来た!これは3人に評価してもらえたボケってことだな。
長かったわあ、しみじみ。

ただ、ご覧の通り最初に出したボケは改行がなく、なんとも読みづらいものでした。
実際おり君もそれを見て一度スルーしているわけですし、これは何とかしなければ本番でもヤバい!ということで、読みやすさに重点を置いた推敲作業に、この後の多くの時間を使うことになりました。
最初は「改行がない方が勢いがあって良いのでは?」という意見だったチームメイトからも、CGIで実際に比較してもらって「やっぱり改行入れた方が読みやすいし、ちゃんとボケも損なわれてなくて良いね」とお墨付き。

かくして僕は、練りに練ったボケを満を持して投稿!今度こそ俺がチームを引っ張って、次のステージにみんなを連れて行く!

…はずだったのですが。


「こいつは派手にスベったな…」

投票開始直後ですぐに気づきました。
投票者が十数人になってもしばらくずっと0点のままで、ようやく票をもらえた後も、ほぼ20位辺りから順位が動きません。

すぐに何がいけなかったのか自分なりに考察してみました。
そしてすぐに、自分が大きな勘違いをしていたことに気づきました。


改めて、チーム内での投票を見直してみましょう。

爽君から4点。まあこれは文句なし。

おり君からは投票がなく、コメントで4点。
だから8点…いや待て。これは本当に4点とカウントしていいのか?

考えてみてください。ボケクエストで投票するとき、一度投票を終えたグループをもう一度見直して点数付け直す方って、どのくらいいます?
先にも触れた通り、ただでさえ再投票が非常にハードルの高いCGIです。
「この点数で投票します。いいですか?」の画面で迷う人はいても、いったん投票完了したらそれでノルマ達成~ってなるんじゃないでしょうか。

その点チーム内投票では、お互いのボケに講評コメントつけるために見直したりします。
少しでも参考になるようにと自分が始めたところチームメイトにも好評で、現在はチーム全体でそんな流れでやってます。
おり君もそうした講評の流れでボケをじっくり読み直し、そこで4点くれたわけですよね。
でも、本番ではごく少数派なわけです。いち投票者なら0点だったと考える方が妥当でしょう。
ここを冷静に判断できなかったのが第1の判断ミス。

さらに、てこもと君からは「投票するかどうか迷った」という意見をもらったので…
…もうおわかりですね? けっきょく投票してないんですよ。0点なんです。
このボケを突き詰めたいなら、むしろそこを掘り下げるべきだったのです。「迷った挙句、投票しなかった理由って何だったの?」って。
もしそれやってたら、有益な改善のヒントが見つかったかもしれませんし、あるいはやっぱこのボケは厳しいねっていう結論が出ていたかもしれません。

ここで「自分が現時点までまったくウケをとってない」という事実が重くのしかかります。
なんとかここらでヒットを出したいという思いのあまり、ようやくウケそうだと思えたボケに飛びついちゃったんですね。
チームメイトもそうした事情を見ていますし、ウケてほしいという気持ちで見てくれてたことは想像に難くありません。チームメイトのボケだから何度も読むし、好意的に捉えがちなんですよね。

現在勝ち進んでいるチームの中には、容赦なくダメ出して勝ちにこだわるチームもあるのかもしれませんが、チームからくり兵はそれとは真逆のほのぼのムードでやっております。
今回に限って言えば、それが判断を狂わせた可能性も否定できません。

以上、2つの判断ミスがあったと自分では分析しています。

それを除いて冷静に見れば、何のことはない。このボケは3人中1人からしか票のもらえない、数字どおり4点のボケだったということになるわけです。
そう考えれば、今回も「チーム内得票と結果は比例する」というルールの通りの結果なんですよね。やんなっちゃうけど、みんなの投票のしかたも含めて見直す機会になったな、とポジティブに捉えています。

余談ですが、実際に出したボケ以外の候補から探すと、このボケが6点で最高でした。こっちだったらどうなってましたかね。

岩石年齢で言えばおじいちゃんもさくらももこも同い年じゃないか説 


というわけでまとめ。

  • 個人だけではなく、チームでも判断を誤ることが起こり得る。
    チームのみんなが同じ気持ちでやってる時ほど陥りがちな罠な気がする。
  • 「実質〇点」とか言い出した時点でなんかおかしい。
    数字に出てる結果はわりと正直。

なお、肝心の最終結果ですが、途中から現実的な目標として掲げた得票0.5越えをギリギリでクリア。全体順位では24人中20位でした。

チームとしては、てこもと君が好調で引っ張ってくれたこともあって、6チーム中4位。薄氷の勝利で2回戦進出を果たすことができました。またチームメイトのおかげやないかい!

結果発表の画面はこちら。→ボケクエスト3 決勝リーグ1回戦結果発表

今度こそはこの反省を踏まえて、良いボケを出したいものです。このまま秘密兵器のまま終わってしまわないように…
改めましてチームメイトの皆さん、ライバルの皆さん、投票してくださる皆さん、よろしくお願いします。